愛知県 産業機械メーカー 様(従業員数:約120名) / 自動製図ツール導入・3D設計プロセス改革
設計の3D化は品質向上に不可欠ですが、同時に「従来の外注リソースが使えなくなる」「詳細設計の工数が膨れ上がる」という深刻な課題を引き起こすことがあります。 本事例のお客様も、3D移行のタイミングで外注先が激減し、設計者がパンク寸前の状態に追い込まれていました。 その危機を救ったのは、豊橋設計が開発した「自動製図ツール」。日中の並行作業だけでなく、夜間や休日も無人で稼働し、製図工数の5〜7割を自動化した変革の記録です。
Q1. 3D設計への移行期に、どのような問題が発生したのでしょうか?
A. 頼りにしていた「職人外注」が3Dに対応できず、設計リソースが枯渇しました。
もともと社内の設計リソースが限られていたため、製図業務を中心に5〜6社の外注パートナーを活用していました。しかし、設計体制を2Dから3Dへ完全移行しようとした矢先、大きな壁にぶつかりました。 長年お付き合いのあった個人外注の方々の多くは、2D時代からの熟練者です。その知識は貴重ですが、「3D CAD(ICAD等)での設計には対応できない」という方が多く、依頼できる先が一気に激減してしまったのです。
さらに、2D設計では許されていた「図面上の省略」や「現場合わせの曖昧さ」が、3Dでは通用しません。極めて精密なモデルの作り込みが求められるようになり、社内でこなすべき作業量自体も爆発的に増えてしまいました。
Q2. その時の現場はどのような状況だったのですか?
A. 1人で複数案件を抱え、外注管理と実務で残業が常態化。限界ギリギリでした。
一時は設計者一人が3〜4件の案件を同時に抱える事態になりました。減ってしまった外注先の管理を行いながら、自身も増大した3D設計実務に追われる日々。 当然、定時で終わるはずもなく残業が常態化し、図面の出図遅れによって後工程の製造部門にも影響が出始めるなど、組織として非常に深刻な状況に陥っていました。 「人を増やしたくても、即戦力の3D設計者は採用できない。」そんな八方塞がりの中で導入を決断したのが、豊橋設計さんの自動化ツールでした。
Q3. 自動化ツールの導入によって、業務はどう変わりましたか?
A. 「夜間にツールが図面を描いてくれる」5〜7割の製図が自動化され、働き方が一変しました。
現在は実際の案件でツールを運用していますが、最大の成果は「時間の使い方が劇的に変わった」ことです。 自分のPCで自動製図ツールを走らせながら、自分自身は横で別の実務を行う「並行作業」が可能になりました。さらに、週末や退社前にツールをセットしておけば、夜通し無人で処理が進み、翌朝出社した時には図面が出来上がっています。
感覚としては、「自分の代わりに働いてくれる優秀なアシスタント」が一人増えたようなものです。 体感値ですが、製図業務全体の5〜7割は自動化できているのではないでしょうか。おかげで人間は、人間にしかできない創造的な設計検討や、外注管理などのコア業務に集中できるようになりました。
Q4. 開発中のサポートや、今後のパートナーシップへの期待をお聞かせください。
A. 設計業務の変化に合わせて、ツールも進化させ続けられる点に期待しています。
開発期間中は、定期的な打ち合わせだけでなく、問題発生時も随時連絡を取り合うことができ、コミュニケーションの不安は一切ありませんでした。こちらの業務フローを理解してくれているので、話が早かったです。
現在は社内で3D設計のさらなるルール整備を進めている最中です。今後、ルールの変更やCADソフトのバージョンアップに伴い、ツールの修正が必要になる場面も出てくるでしょう。 売り切りのツールではなく、そうした私たちの変化に合わせて柔軟に対応・伴走してくれる豊橋設計さんには、今後も長く助けていただきたいと期待しています。
ここが一番助かりました。