CAE解析
設計上流での品質向上と手戻り削減を実現する
製品開発において、設計段階での品質確保と、試作レスによるコスト・工数削減は重要な課題です。当社が提供するCATIA V5の解析機能(CAE)は、設計者自身が扱える操作性と、解析専任者も満足する高度な拡張性を兼ね備え、これらの課題を解決します。
導入の目的とメリット
CATIA解析モジュールを導入することで、以下のメリットが得られます。
設計上流での強度検討による手戻り削減
設計段階で強度検証を行うことで、開発後半での手戻りリスクを最小限に抑えます。
モデリングと共通の操作体系で解析結果を更新
CAD(モデリング)と統合されているため、設計変更に追従して解析結果を即座に更新可能です。
試作レスでの予測
応力や変位などをシミュレーションで予測することで、物理的な試作回数を減らします。
主要な解析モジュールと機能
CATIA V5の解析機能は「CATIA GPS」をプラットフォームとして、目的に応じたモジュールを組み合わせることで拡張可能です 。
1. 基本構造解析(GPS: ジェネレーティブ・パート・ストラクチャル・アナリシス2)
パーツ単体での構造解析ツールです。設計上流での高品質化を支援する「設計者向け簡易解析ワークベンチ」として機能します 。
- 機能:線形静解析、固有値解析
- 特徴:すべての解析モジュールのプラットフォームとなり、振動解析や疲労解析などのパートナー製品ともメッシュモデルを共用します。
2. アセンブリ解析(GAS: ジェネレーティブ・アセンブリー・ストラクチャル・アナリシス2)
GPSの機能を拡張したアセンブリモデル構造解析ツールです。複数の部品からなる製品の強度検討が可能です 。
- 機能: 異種材料混在モデルへの対応、部品間の接触条件や溶接定義(スポット、シーム、粘着)、ボルト結合要素の設定。
3. 高度な構造解析(EST: ELFINI・ストラクチャル・アナリシス2)
解析の適用範囲を拡げる各種拡張機能が含まれます 。
- 機能:座屈解析、熱応力解析、ベアリング荷重条件、周期境界条件など。
- 特徴:1つのCADモデルに複数の解析モデルを持たせることが可能です。
4. 動解析(GDY: ジェネレーティブ・ダイナミック・レスポンス・アナリシス2)
回転体や振動する機械などのシミュレーションが行える動解析オプションです 。
- 機能:過渡応答解析、周波数応答解析。
- 特徴:固有値解析では求められない振動時の応力・変位の算出や、固有振動数と重なった際の応答計算、応答グラフの作成が可能です。
5. 高度なメッシュ作成(FMS / FMD)
解析専任者向けのメッシュ作成拡張機能です。設計者のみならず、解析専任者も満足できる拡張性を提供します 。
- FMS(FEMサーフェス2):高度なシェル要素作成。要素品質の色分け表示や、微小形状の簡略化指示、節点のマージなどが可能です 。
- FMD(FEMソリッド2):高度なソリッド要素作成。非線形解析でニーズの高い6面体要素(HEXA)の作成(押し出し、回転、スイープ)や、シェルで囲まれた領域をソリッド要素で埋めるテトラフィラー機能を有します 。
解析機能の適用範囲
CATIA V5 CAEは、以下の広範な解析範囲をカバーしています 。
基本解析
線形応力解析(パーツ/ハイブリッド/アセンブリー)、固有値解析、接触解析、座屈解析、熱力学解析
詳細機能
モーダル解析(調和・過渡応答)、トレランス・アナリシス、ボルト締め付け、圧力合わせ、仮想パーツのアセンブリー拘束など
高度なメッシュ対応
自動四面体メッシャー(複雑なエンジンパーツ対応)、アドバンスト四角形メッシャー、スポット溶接結合など
また、CAAパートナー製品との連携により、音響解析、熱伝導解析、非線形解析、NVH解析、マルチボディ動的解析、疲労解析、衝突解析、スタンピング解析などへも拡張可能です 。
