メカトロ制御設計

導入の背景・目的

近年の製品開発においては、単一の技術分野だけでなく、複数の分野を融合させた高度なシステム開発が求められています。 従来の機械(ハードウェア)のみの設計では、「複雑な動きを実現したいが機構が巨大化してしまう」「ミクロン単位の精密な制御が難しい」といった課題に直面することが多く、製品の機能向上や小型化のボトルネックとなっていました。

機械と電子を融合させることで、これまでの限界を超えた高度な機能や性能を持つシステム・製品を開発することが、本技術導入の最大の目的です。

実施内容:メカトロ制御設計(メカトロニクス)

機械(メカニクス)・電気(エレクトロニクス)・制御(ソフトウェア)を統合設計

当社では、これらの異なる分野を統合し、効率的かつ機能的なシステムを設計する「メカトロ制御設計」を提供しています。 具体的には、機械の動作を物理的な機構(カムやリンクなど)だけで制御するのではなく、センサーとモーター、そしてそれらを司るソフトウェアを組み合わせることで、柔軟かつインテリジェントな動きを実現します。

導入による効果・メリット

メカトロ制御設計を取り入れることで、以下の大きなメリットが得られます。

複雑で精密な制御の実現
機械の動作をソフトウェアで制御することにより、ハードウェア単体では不可能だった複雑なモーションコントロールや、ミクロン単位の精密な位置決めなどが可能になります。

製品の小型化(ダウンサイジング)・高速化
制御を電子化・最適化することで、複雑な機械部品点数を削減できます。これにより、製品自体のサイズを小型化できるとともに、動作の高速化も同時に実現します。

身近な活用事例

この技術は、私たちの身の回りの製品でも幅広く活用されています。

おもちゃのロボット
前進・後退といった単純な動きだけでなく、右や左への方向転換、ダンスなどの複雑な動きは、モーターとソフトウェア制御の組み合わせによって実現されています。

自動車のエンジン制御
アクセルの開度やエンジンの回転数などの状況に応じ、電磁ポンプやインジェクション(燃料噴射装置)を緻密に制御。これにより、スムーズな加速と燃費の大幅な改善を両立しています。

当社の強み

お客様の製品開発において、当社は以下の強みを発揮します。

ハード・ソフトの一貫した詳細設計
顧客の要求仕様に合わせ、機械(ハード)と電気(ソフト)の両面から一貫した詳細設計を実施いたします。

3DCADによる高度なシミュレーション
3DCADを活用した設計・構造解析を実施することで、試作前の段階で問題を洗い出し、手戻りのない効率的な開発をサポートします。