自動車ボディ溶接ライン設計

ライン全体を設計できる技術力

当社は、自動車ボディのスポット溶接ライン設計において、仕様書に基づくゼロベース設計から設備全体の成立性検証まで一貫して対応しています。単なる設備単体の設計ではなく、溶接品質・生産性・設備構成を総合的に捉え、ライン全体を最適化する設計を行います。

打点・クランプ・位置決めから設計

スポット溶接ラインにおいて最も重要となるのは、打点位置、クランプ位置、位置決め条件の設計です。当社では製品仕様書および治具設計仕様書をもとに、溶接品質を確保するための条件を整理し、ワークの保持方法や姿勢、工程順序まで踏み込んで設計を行います。
これにより、品質とタクトの両立を実現するライン構築が可能となります。

搬送装置・治具・ロボットを一体で設計

当社は、設備を構成する各要素を個別ではなく一体として設計します。
自動車部品の搬送装置については、ワーク形状や工程構成に応じた最適な搬送方式を検討し、無理のない流れを構築します。

また、治具設計においては、溶接精度を左右する保持剛性や位置決め精度を重視しながら、作業性・保守性も考慮した設計を実施します。
ロボットについても、配置だけでなく動作・干渉・工程バランスまで踏まえた設計を行い、ライン全体としての完成度を高めます。

ロボットシミュレーションによる成立性検証

ロボット溶接ラインでは、実機導入前の検証が極めて重要です。当社ではロボットの稼働シミュレーションを活用し、到達性、干渉、姿勢変化、タクトタイムを事前に検証します。

これにより、設計段階で課題を抽出し、立ち上げ時のトラブルや手戻りを大幅に削減します。
実際の現場を見据えた「使える設計」を実現できることが大きな強みです。

構造解析による高品質設計

当社は治具や設備構造に対する構造解析にも対応しています。設備フレームや支持構造に対し、剛性・荷重・振動などを考慮した解析を行い、精度・耐久性・安定性を確保します。

これにより、長期間安定稼働できる設備設計を実現し、品質不良や設備トラブルのリスクを低減します。

ゼロからラインを成立させる総合力

当社の最大の強みは、ロボット、搬送、治具、シミュレーション、構造解析といった各技術を統合し、自動車ボディ溶接ラインをゼロから構築できる点にあります。

構想設計から詳細設計、検証までを一貫して行うことで、品質・生産性・安全性・保守性を高次元でバランスさせたライン設計を提供します。

設計のその先まで見据えて

長年にわたり製造業の現場で培った経験をもとに、当社は「図面を描く設計」ではなく「現場で確実に動く設計」を提供します。
お客様の要求仕様を確実に形にし、ものづくりの未来を支える設備設計を実現します。